伊藤医院|埼玉県さいたま市見沼区

内科、小児科、眼科
市民検診、各種予防接種
ドライアイ、マイボーム腺診断と治療

tel:048-686-5588

眼科

トップ > 眼科 > ドライアイ > マイボーム腺機能不全の治療

ドライアイ

マイボーム腺機能不全の治療

家庭でのマイボケア

温罨法

温罨法(おんあんぽう)は、眼の周辺を温めることで、マイボーム腺のつまりを緩和するケア方法です。

こちらでご紹介するのは、2020年7月22日放送のガッテン!(NHK)に有田玲子先生が出演された際に紹介された、『ガッテン流温罨法』です。ホットタオルの作り方を「お湯版」と「電子レンジ版」でご紹介しています。

お湯版

お湯版ダウンロードはこちら(PDF)

電子レンジ版

電子レンジ版ダウンロードはこちら(PDF)

眼瞼清拭(リッドハイジーン)

眼瞼清拭は汚れたマイボーム腺の脂の排出を促進し、固まってしまった脂や角化物の詰まりの除去、およびマイボーム腺周囲の細菌量を減少させる目的で行います。

指のはらで睫毛の根元周囲をやさしくマッサージするように行うといいでしょう。温罨法と一緒に行うとさらに効果が高まります。

  • マイボシャンプー
  • マイボシャンプー

※有田玲子副院長監修の国産初リッドハイジーン用泡シャンプー「マイボシャンプー」
≫詳しくはこちら

リッドハイジーンの方法

専用の目元用シャンプーなどを使い、睫毛の根元周辺をやさしくマッサージするように洗浄することで、マイボーム腺の脂の排出を促したり、汚れなどの詰まりを除去する効果があります。

詳しくはLIME研究会のホームページにある動画を参考にしてみて下さい。

病院での治療

涙の水分不足のドライアイの場合には多くの特効薬的な治療法が存在していますが、涙の油不足のドライアイに関しては、つい最近まで特効薬といえるような治療法は一切なく、代用療法や対症療法が主体でした。そのため、なかなか診断もされず、治療もされずに放置されてきたケースが多かったといえるでしょう。

現在では診断機器も進歩し、治療法も重症度により組み合わせ、選択できる時代がやってきました。当院では世界最先端の診断機器・治療機器が世界中から集まってきており、質の高い診療を行っています。

薬による治療

個々の症例により治療法は異なります。患者さんそれぞれの眼の状況に応じて最適な治療をご提案します。

アジスロマイシン点眼(千寿製薬)

アジスロマイシン点眼(アジマイシン点眼1%)は、眼瞼炎・MGDへ効果に対する報告が多い点眼薬です。

マクロライド系であるアジスロマイシンが直接、マイボーム腺の上皮細胞に作用し、脂の分泌を促進します。

温罨法、リッドハイジーンとAZMは最初からセットで使うと効果的です。

点眼方法
  • 自宅でも冷蔵庫に冷やしておく。(点眼1滴をきちんと実感するため)
  • 点眼ボトルを真下に向けて垂直に使用する。
  • ボトルを振らないようにする。(点眼ボトルのネック周辺に溜まると使用時にたくさん出てしまう)
  • キャップをきっちり閉めることが液漏れを防ぐコツです。
注意点
  • 最初の2日間は、信じられないほどしみたり、痛かったり、充血したりします。
  • 3日目からほぼしみなくなります。
  • 3日目以降の一日1回の点眼は夜がおすすめです。

医療機器による治療

世界最先端の医療機器によるMGD治療です。(※自費診療となります)

当院ではリピフローは200人以上(2013年以降)、IPLは1300人以上(2016年以降)の施術経験があり、日本では屈指の症例数です。