ドライアイ
Tixel C
Tixel Cとは
サーモメカニカルアブレーション(TMA®)はピラミッド型チタン合金製のチップを約400℃の均一な温度に加熱し、皮膚に短時間接触させることで熱を伝達するシステムです。
瞼結膜側から直接温める治療方法です。振動マッサージによりマイボーム腺から脂を圧出します。
マイボーム腺機能不全(MGD)患者に対するTMA®の有効性が報告されています。1,2
- 1. Safir M,et al. Cont Lens Anterior Eye. 2022
- 2. Shah S, et al. Cont Lens Anterior Eye. 2023
サーモメカニカルアブレーション(TMA®)治療とは
ティクセルとは、イスラエル製のマイボーム腺機能不全(MGD)治療用の医療機器です。もともとは、顔のシワやたるみ、シミなどの美容用に使用されている機器で、米国をはじめ医療機器として承認されています。
ハンドピースの先端部分の構造
本体とハンドピースで構成され、ハンドピースをまぶたに当て、ハンドピース内で加熱された先の尖っていないピラミッド形状のチタン合金チップがまぶた表面を極短い時間で軽く押します。これはサーモメカニカルアブレーション(TMA®)と呼ばれる特許技術です。この治療を約2週間おきに合計3回行います。 マイボーム腺の「つまり」を取り除き、マイボーム腺の働きを高め、涙に含まれる脂分の分泌を良くすることで、ドライアイ症状を改善させます。治療時間は、およそ2,3分で出血はありません。
Tixel Cのショットする場所
安全性
- ピラミッドの先は尖っていないので皮膚表面を貫通することがなく出血しません。
- ピラミッド先が加える圧力は、まぶたの表面を軽く「圧迫」する程度です。
- 米国FDAをはじめ、EU、オーストラリア、ブラジル、南アフリカ、韓国、台湾、タイ、イスラエル、その他の国々で医療機器として承認されています。
治療の流れ
- (1)横になり両眼を閉じます。
- (2)上下左右の瞼にハンドピースを置いてハンドピース内のピラミッド先を各部位10ショット合計40ショット軽く押し当てます。場合により目を開けておこなうこともあります。
※必要に応じて瞼に麻酔を塗布します。
※上下左右の瞼を水道水等で清浄にします。(メイクをしている方はメイクを落としてから清浄にします。)
※治療後、上下左右の瞼に赤み、浮腫及び不快感が現れますが想定される副反応であり自然に消失します
治療後のケア
必要に応じて保冷剤で治療部位を冷却します。
治療後24時間以内のホームケア
- (1) 睡眠時間を除き乾燥を避け保湿クリームを適宜塗布して下さい。
- (2) 激しい運動、サウナ、タンニング、水泳及び極端に高温のシャワーは避けて下さい。
- (3) 極力、紫外線を避けて下さい。外出する場合は、できる限り1時間以内を限度とし、その際は治療部位に SPF50以上, PA4+の日焼け止めクリームを塗布しサングラスをかける等して紫外線を避けて下さい。
- (4) 治療部位に小さなかさぶたができた場合は無理にはがさないで下さい。
- (5) 治療した上下左右の瞼を石鹸等で強い力で洗顔をせずぬるま湯で優しく洗って下さい。
- (6) 治療した上下左右の瞼に痒みが発現した場合は掻いたりせずに保湿クリームを塗布して下さい。
費用
1回 | 7,000円(税込) 診察+検査料込、薬代は別途自費 |
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医院情報
- 住所
- 〒337-0042
埼玉県さいたま市見沼区大字南中野626-11
TEL:048-686-5588 - アクセス